「犇めく」=牛牛牛?なんて読む?《正しい読み方と意味》を紹介!

[記事公開日]2020.7.23

こんな漢字あるの!?と思うような1文字ですが、知られていないだけで実際に小説などにも使われています。今回はこの漢字について紹介します!

読み方・由来

みなさん気になっている「犇めく」ですが正解は「ひしめく」と読みます。

音:ホン

訓:①ひしめく・②はしる

①ひしめく。

押し合って騒ぎ立てる。

②はしる。

ウシが驚いて走る。という意味があります。牛はおとなしい動物ですが、興奮状態になると豹変し暴れる動物です。たくさんの牛が驚かされて一斉に走る様子がこの漢字の由来になっています。

犇からはじまる言葉

犇から始まる言葉は意外とたくさんあるのです。
いくつかご紹介しましょう。

犇めく(ひしめく)

大勢の人が隙間なく集まって騒ぎ立てる、ギシギシと音がする。
例:観衆が興奮し犇めく

犇めき合う(ひしめきあう)

狭いところで大勢の人が押し合う、どよめきあう。
例:ホームに乗客が犇めき合う

犇めき(ひしめき)

ひしめくこと。

例:車馬の犇めき

>犇が使われる熟語

犇が使われている小説

実際に「犇」の漢字が使われている小説もあります。

『枕草子 無徳なるもの』より 著者:清少納言

奥の方より、ものの犇めき鳴るもいと恐ろしくて…の1文は奥の方から、何かがぎしぎし音を立てて鳴るのがとても恐ろしくて…という訳になっていて、ひしめく音について書かれています。

『邪宗門』より 著者:芥川竜之介

往来のまん中へぴたりと車を止めるが早いか、四方から白刃の垣を造って、犇々とそのまわりを取り囲みますと、先ず頭立ったのが横柄に…この小説では犇々という熟語が使われており、感情や雰囲気が強く心へ伝わってくる様子を表しています。

同じ漢字が3つでできている漢字もたくさん

森・毳・淼・磊・轟・驫・品 …

森も木がたくさんある様子から漢字が作られていますが、同じように犇めくも牛が一斉に走る様子から作られているのはおもしろいですね♪調べてみると同じ漢字でできている漢字はまだまだありそうです!おもしろい由来も見つかるかもしれませんよ。ぜひ探してみてくださいね。

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