LIFESTYLE
2020.7.10
「溜飲」って読める?知っておきたい《正しい読み方と意味》を紹介
「溜飲」ってどう読む?
「溜飲」は、「りゅういん」と読むのが正解です!「飲」は飲料や飲食のように、普段から使っているので読める人が多いと思います。「飲」の音読みが「イン」になります。「溜」の音読みが「リュウ」で、訓読みが「たまる・ためる・ため・したたる」となります。
「溜飲」ってどんな意味?
「溜飲(りゅういん)」とは、”飲食物が胃にたまって、酸性の胃液がのどに上がってくる”ことを言います。胃の消化作用が不調になって、酸性の胃液が出てくることを指す場合と、胸やけなどの症状自体を指す場合があります。また、「留飲」や「留員」と表記されることもあるので合わせて覚えておきましょう♪
「溜飲が下がる」って?
この場合での「溜飲」は、”胸のつかえ”を体調ではなく、感情的なことに例えています。不安や不満など、モヤモヤとした胸のつかえが取り除かれて気が晴れるという意味があります。たとえば、”勝負に勝って溜飲が下がった”というように使うことができます。スカッとしたり、スッキリしたりするときに使われる表現方法なんですね。
「溜飲を下げる」ニュアンスの違いに注意
「溜飲を下げる」も、モヤモヤとする気持ちを”胸のつかえ”に例えて使います。とても僅かなニュアンスですが、「溜飲を下げる」と「溜飲が下がる」には違いがあります!「溜飲が下がる」は、不安や不満に思っていることが”消えて”なくなることを指します。それとは違って、「溜飲を下げる」は不安や不満を”解消して”気が晴れることを指します。つまり、自ら不安や不満を解消させるように働きかけるときに使うことができます!たとえば、”揉めていたことを話し合って和解し、溜飲を下げた”というように使うことができます・
大人なら知っておきたい言葉
日本語はとても難しく、ネイティブでも知らない言葉や漢字がたくさんありますよね。その中でも今回は「溜飲」について触れてみました。これを機にぜひ覚えておいてくださいね♪
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