COMIC
2022.9.07
【奇妙な話】「かえりたい」拾った狐の置物が、突然喋り出した!?→お稲荷様の社へ戻してあげると…“衝撃の展開”に!
ちょっと変わった「ともだち」
私は幼いころ、商店街のある町に住んでいました。
商店街の中には、神社がありました。
当時は祭りも盛んで、活気に溢れた神社でした。
小学生くらいのとき、私は祖父母と神社のお祭りに行きました。
幼い私にとって、神社は広大な遊び場のようでした。
りんご飴が食べたくて、祖父母にお金を貰い、屋台に向かって歩いていくと…
何かを蹴りました。
何だろう?と見てみると、それは石を掘って作られた狐の置物のようなものでした。
苔まみれで、割れていて、欠けています。
私はその神社が大好きで、とくにお稲荷様が好きだったので、社に祀られたお稲荷様の姿に似ているぞ!と思いました。
手で苔をはらっていると…「かえりたい」とその置物が喋りました。
祭囃子がうるさいのに、頭の中にハッキリと聞こえる声でした。
私はその置物を持って、お稲荷様の社に向かいました。
いつも開けてあったので、そこに並べて置きました。
「ありがとう、〇〇ちゃん」
なぜ、私の名前を知っているのか不思議でしたが、置物は満足そうでした。
「ずっとかえりたかったから、ありがと。お礼に、これから、ともだち」
置物はそれから喋らなくなりました。
あれ以来、霊感がある方から、私のそばに狐のような姿が見えると言われることがあります。
ときどき、助けてくれているらしいです。
ちょっとヘンテコな、ともだちができた体験です。
(女性/自営業)
キッチンにいた女性
私が生まれ育った家でのこと。
小学校4年生の頃、お茶の間でみかんを食べたあと、汚れた手をキッチンで洗っていました。
すると、隣に誰かが来たので、姉だと思ったわたしは「お姉ちゃんも手を洗うの?」と話しかけました。
そこには見知らぬ20代くらいの女性が立っていました。
出典:lamire
ビックリした私は声も出せずに茶の間へ逃げました。
その後引っ越し、数十年後、母に「前の家は何か嫌だったね。とくにキッチンは本当に気持ちが悪かった。よくお母さんは女の人を見かけたわ」と言われました。
「私も見たよ。髪の長い悲しそうな顔をした若い女性じゃない?」と聞くと、「そうそう。その人よ。」と…。
ゾッとしました。
(女性/フリーター)
あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?
不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。
誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。
以上、奇妙な体験エピソードでした。
次回の「体験談エピソード」もお楽しみに♪
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
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