COMIC
2022.8.09
「誰もいないはずなのに…」階段を上ってくる“足音”。目をつぶって恐怖に耐えるも、どんどん近づいてくる…!<奇妙な話>
近づいてくる音の正体は…?
これは私がまだ小学生のときのお話です。
私には兄がいたのですが、兄妹別々の部屋がありませんでした。
そのため、家の隣に小屋を新築することになったタイミングで、兄と二人でお願いをして、小屋の二階に部屋を作ってもらえることになりました。
嬉しくてすぐに仲のよい友達を呼んでお泊り会をしました。
出来たばかりのまだ何もない部屋だったので、あるものといえば、壁掛け時計と天井にある照明、友達と私の布団のみ。
私たちはケラケラ笑いながら話をして、お互い眠りにつきました。
部屋が静まり返ったそのとき…!
階段から「トンットンッ」と誰かがあがってくるような音がするのです。
私は聞こえないふりをして目をつぶっていました。
出典:lamire
ですがその音は確実に一歩一歩近づいてきています。
とっさに電気をつけて友達を見ると友達も聞こえていたようで少し怯えていました。
「カギは閉めたはず。もう2時だから誰も起きてないはずなんだけど…」と思いながら、私は階段の電気をつけました。
するとそこには誰もいません。
窓から家を覗いても、電気は案の定消えています。
恐る恐る階段を降り施錠の確認をしましたが、もちろん閉まっています。
ゾッとした私は階段を勢いよく駆け上り部屋の扉を閉めました。
私は音が聞こえても聞こえないフリをしようと思い布団に戻りました。
恐怖に怯えながらもいつの間にか眠りにつき、気が付くと外はもう明るく、友達も目を覚ましていました。
友達に確認すると、あの後も音はずっと聞こえていたそうで…。
家族にも聞いてみましたが、誰も離れには来ていない…。
いまだに近づいてくる音の正体はなんだったのかわからないままです。
(女性/会社員)
空まで上昇した身体
幽体離脱をした話です。
なかなか眠れず、枕元に置いてある時計を見ると23時を過ぎていたので「明日も朝早いからしっかり寝ないと」と思い目を閉じました。
すると、突然フワッと浮くような感覚に襲われました…。
私は「ん?何だ?この感覚は…?」と起き上がろうとしたのですが、体が一切動かず、気がつくと宙に浮いていたのです!
魂が抜けたような不思議な感覚…下を向くと、布団に横たわる自分の姿も確認出来ました。
私はその状況に驚き、パニック状態でもがきながら、自身の身体に戻ろうとしました。
しかし体は徐々に上昇し、天井をすり抜け、自宅マンションの屋上まで行き…さらには空へと上昇してしまいました。
「もしかしたら自分は死んだのか…?」と思い、目をつむって泣いていると、いつの間にか、キッチンの床に倒れていました。
「布団で寝ていたのになぜキッチンにいるの?」と思いましたが、怪我はなく、なにより自分は死んでいないという事実に心から安堵しました。
初めての体験だったので怖かったのですが、本当に不思議な出来事でした。
(男性/会社員)
いかがでしたか?
不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。
誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。
以上、奇妙な体験エピソードでした。
次回の「奇妙な体験談エピソード」もお楽しみに♪
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。