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2021.7.21

「アンチテーゼ」とは?意味や使い方を分かりやすく解説!

みなさんは、「アンチテーゼ」という言葉を使ったり聞いたりしたことがありますか?意味を知らないと、この言葉が会話に出てきたときに困ってしまいますよね。そこで今回は、「アンチテーゼ」の意味と使い方をお教えします♪

「アンチテーゼ」の意味

「アンチテーゼ」とは哲学の用語で、ある理論などを否定するために出される反対の理論のことです。「テーゼ」は「命題」という意味で、「反対の」という意味の「アンチ」を付けて「反対命題」という意味になります。また、弁論術で使われる「アンチテーゼ」は、ある概念に対して反対の概念のことです。どちらの場合でも、理論や主張、概念などに対して、「反対の」という意味で使われます。

「アンチテーゼ」の使い方

日本の日常会話では、反対の位置にあるものや対立しているものを表すときに「アンチテーゼ」を使うことがあります。たとえば「主張A」があったときに、その反対の主張や理論のことを「主張Aのアンチテーゼ」と表すことができます。Aさんがとある肯定の主張をしたとしたら、それが「テーゼ」です。そして、Bさんがその「テーゼ」に対して反対の意見を主張したとしたら、Bさんの主張はAさんの主張に対する「アンチテーゼ」というわけです。

「アンチテーゼ」の由来・成り立ち

「アンチテーゼ」はドイツ語で、ドイツ語を日本語に訳したものが、先にご紹介した「反対の」という意味の「アンチ」、「命題」という意味の「テーゼ」です。哲学の「アンチテーゼ」は、日本語では「反対命題」や「反定立」と言われ、弁論術では「対照法」や「対句法」と言われています。哲学用語に「弁証法」というものがあり、この中で「アンチテーゼ」という言葉が使われています。そして、この「弁証法」という言葉自体は、古代ギリシアの頃から登場しています。

知らなかった人は覚えてみてください

今ではいろいろな意味合いで用いられるようになった言葉で、フィクションのアニメや漫画などでも「アンチテーゼ」や「テーゼ」という言葉が使われています。何における「アンチテーゼ」かによっても意味合いが変わる言葉なのです。

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