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2021.6.09

「鮒」って何て読む…?大人なら知っておきたい《難読漢字》魚編

大人なら知っておきたい難読漢字を4つご紹介します。「鮒」って、なんと読むかわかりますか?今回はすべて魚の名前です。「魪」「鱫」「鰣」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。

鮒=ふな

「鮒」は「ふな」と読みます。フナ属に分類される淡水魚で、ユーラシア大陸に広く分布しています。コイと似ていますが、鮒にはヒゲがなく体が小さいのが特徴です。「付」には「小さい」という意味があり、「鮒」は小さな魚を表します。「鮒」以外に「鯽」や「鮅」と書くこともあるので、併せて覚えておいてくださいね。

魪=かれい

「魪」は「かれい」と読みます。砂や泥の海底に生息していて、平たい体に目が体の右側にあるのが特徴の魚です。幼生は普通の魚と同じような形をしていますが、成長とともに目の位置が右に寄り、体が平らになっていくのだそう。薄い葉のような見た目から「鰈」と表記するのが一般的ですが、「魪」以外に「嘉鰈」「鮙」「鰜魚」などの漢字もあります。ちなみに似ている魚「平目(ひらめ)」は、「魪」と反対の左側に目が2つついています。

鱫=むつ

「鱫」は「むつ」と読みます。肉食性の大型深海魚で、成魚になると全長60cmほど、中には1mを超えるものも存在します。鱫にはいくつか種類があり、アカムツは別名「ノドグロ」と呼ばれ、そのおいしさから最高級の魚として有名です。脂肪が多いことから「むつっこい」「むっちり」の言葉が転訛して、「ムツ」と呼ばれるようになったのだそう。「鱫」以外に、「鯥」と表記することもあります。

鰣=はす

「鰣」は「はす」と読みます。コイ科に分類される淡水魚の一種で、コイ科の魚類としては珍しい完全な肉食性。アユやハゼなどの小魚を捕食しています。日本でハスを指す「鰣」は、中国では「ジギョ」と読み「ヒラコノシロ」という魚を意味します。ハスは初夏が旬で、この時期にしか食べられない「時魚」であることから、魚偏に「時」と書き「鰣」の字があてられています。

難読漢字いくつ読めた?

魚に関する難読漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?食べたことがある魚も、漢字表記になると読むのが難しいですよね。いい機会なのでぜひ覚えておいてくださいね。

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