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2021.5.21

「甲子」=「こうし」…?読めたらスゴイ!《難読漢字》4選

読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「甲子」って、なんと読むかわかりますか?「こうし」ではないですよ。「懈怠」「閏年」「悉皆」いくつ読めるか挑戦してみましょう!

甲子=きのえね

「甲子」は「きのえね」と読みます。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素からなる「十干(じっかん)」と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の総称「十二支(じゅうにし)」を組み合わせた、60を周期とする数を表す語「干支(かんし・えと)」のひとつ。干支の組み合わせの1番目にあることから、甲子の日は吉日とされています。

懈怠=けたい

「懈怠」は「けたい」と読みます。怠ける(なまける)ことや、怠る(おこたる)ことを意味する言葉で、「職務懈怠によって解雇される」このような使い方をします。懈怠は仏教用語でもあり、道徳にかなったよい行いに、積極的ではない心の状態を表現します。法律用語で使う「懈怠」は「かいたい」と読み、この場合は「ある業務を怠る」ことを意味します。

閏年=うるうどし

「閏年」は「うるうどし」と読みます。1年の日数や月数、1日の秒数が普段よりも多いことを意味する言葉で、暦と季節のずれを調整するために入れられます。「閏」を「うるう」と読むのは「潤(うるおう)」と混同し、読み方が訛ったからだと言われています。「うるうどし」以外に「じゅんねん」と読むこともあるので、併せて覚えておいてくださいね。

悉皆=しっかい

「悉皆」は「しっかい」と読みます。「ひとつ残らずすべて」という意味があり、「包み隠さず悉皆話してしまった」このような使い方をします。ほかにも、着物のお直しに関するなんでも屋さんを意味する「悉皆屋さん」という言葉にも使われています。悉皆屋さんは、着物や帯の汚れや破れなどのトラブルを解決してくれる職人さんのことを指します。

難読漢字いくつ読めた?

4つの難読漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?「甲子」は「きのえね」と読み、干支のひとつということがわかりました。日常会話で使うことは少ないかもしれませんが、いい機会なのでぜひ覚えておいてくださいね。

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