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2020.12.21

「牛角」=「ぎゅうかく」じゃないの…?読めそうで読めない《難読漢字》4選

みなさんは、「牛角」の読み方を知っていますか?飲食店名にある「ぎゅうかく」ではありません…!「それぞれの漢字は知っているけど、熟語はわからない…」そんな読めそうで読めない難読漢字を集めました♪みなさんはいくつ読むことができるでしょうか?

(1)「牛角」

「ぎゅうかく」と読んでしまいそうな「牛角」は、正しくは「ごかく」と読むのが正解です!みなさんは、「互角(ごかく)」という言葉を日常会話で使っていませんか?「互角」と「牛角」は、実は同じ読み方で同じ意味を持つ漢字なんです♪「双方の力量が同じ程度で、優劣の差がないこと」という意味があり、これは牛の角(つの)が左右で大きさや長さの差がないことが由来となった言葉です。一般的には「互角(ごかく)」と書かれることが多いですが、「牛角(ごかく)」と書くこともできることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

(2)「缶」

普段は「かん」と読まれる「缶」は、ひらがな3文字での読み方があるんです!それは、「ほとぎ」と読むのが正解です♪「缶(ほとぎ)」は、昔に水などを入れていた瓦製の容器のことを言います。現代で使われている「缶(かん)」は、飲料が入っている丸い寸胴のものですよね。形や読み方こそ違いますが、現代の「缶(かん)」と「缶(ほとぎ)」は、どちらも飲み物を入れる容器の名前でした。古くは「ほとき」とも言われていたようです。

(3)「五六」

数字の「5」と「6」を漢字で書いた「五六」は、「ごろく」ではなく「ふのぼり」や「ふかぼり」と読むのが正解です!「ふのぼり」と読まれる場合のほうが多く、この読み方は将棋盤のマスに振られた数字が由来になっています。一部の地域では名字としても存在し、「五六さん」と書いて「ふのぼりさん」と読むことができます♪現代では、主に宮崎県にある名字のようです。

(4)「心奥」

「心(こころ)」の「奥(おく)」と書きますが、「しんおく」や「こころおく」と読むのは間違いです。正しくは、「しんおう」と読むのが正解です!「心奥(しんおう)」とは、漢字が持つ意味の通り、「心の奥」という意味になります。気持ちを表す言葉なので、「心の奥にある気持ち」のことになります。たとえば、心に奥にある自分の秘めた気持ちのことを、「心奥に秘めた思い」と表現することができます。

読めそうで…みなさんは読めましたか?

漢字ひとつひとつは読むことができるから読めそうなのに…。熟語になった途端難しい読み方をする漢字はとても多いですね。今回の難読漢字は、漢字ひとつで言えばどれも読めるものだったのではないでしょうか。

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