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2020.12.18

「桜桃」って何…?読めそうで読めない《難読漢字》4選

読めそうで読めない「難読漢字」を4つご紹介します。「桜桃」って何と読むかわかりますか?ヒントは、見た目がかわいいあの果物です。食べたことはあるけど読めない…そんな漢字をチェックしていきましょう。

和蘭芹=料理の飾りつけによく使われるアレ

「和蘭芹」は「パセリ」と読みます。「パセリ」は、英語の「parsley」を由来とした外来語です。オランダから伝わったパセリは「オランダゼリ」という和名があり、オランダの漢字表記「和蘭」と「芹(せり)」を合わせて、「和蘭芹」と表記するようになりました。

章魚=○○焼きに使われるアノ魚介類

「章魚」は「たこ」と読みます。「章魚」は、中国で「たこ」に使われている漢字で「しょうぎょ」と読みます。「章」という漢字には「あや模様」「美しい模様」という意味が含まれていて、たこが自由に体色を変化する様子から「章」という漢字が当てられたと言われています。日本では「蛸」と書くのが一般的です。

桜桃=見た目もかわいいアノ果物

「桜桃」は、「サクランボ」の別名で「おうとう」と読みます。昔は果物を全般を「桃」と呼んでいて、バラ科サクラ属であるサクランボは、桜になる桃という意味で「桜桃」と呼ばれるようになったそう。サクランボは「桜桃」のほかに、「桜ん坊(さくらんぼう)」とも呼ばれています。どちらもサクランボらしいかわいい漢字表記ですよね。

笋=シャキシャキとした食感が特徴のアノ食材

「笋」は「たけのこ」と読みます。本来「笋」という漢字は、「じゅん」や「たけのこ」の古名に当たる「たかんな(たこうな)」と読み、「たけのこ」と読むのは当て字になります。「たけのこ」は「筍」や「竹の子」と表記するのが一般的で、「笋」はあまり使われない漢字です。食べ物として使うときは「筍」、植物として使うときは「竹の子」。このように使い分けられる傾向にあると覚えておくといいですよ。

難読漢字いくつ読めた?

「和蘭芹(パセリ)」「章魚(たこ)」「桜桃(サクランボ)」「笋(たけのこ)」今回紹介した難読漢字は、すべて食べ物に関するものでしたね。一般的にはあまり使われることのない漢字もありましたが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。

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