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2020.10.02

「拘る」=「くくる」…?読めそうで読めない《難読漢字》3選

「拘る」ってなんて読むんだっけ?知っているのに思い出せない…そんな難読漢字をご紹介します。「拘る」「即ち」「然し」読めそうで読めない漢字、あなたはいくつ知っていますか?

「拘る」は「くくる」ではない

「拘る」の正しい読み方は、「こだわる」です。ひとつのことに対して執着する、強い思い入れがあるという意味で、「あの人はファッションに拘りがある」このような使い方をします。「拘る」はほかにもうひとつ読み方があり「かかわる」とも読みます。「かかわる」は「関わる」「係る」と表すことが多いですが、「拘」という漢字には「とらえる」「とどめる」という意味合いがあるため、「かかわる」と読めて意味は「こだわる」となるときに「拘る」を使います。

「即ち」は「そくち」ではない

「即ち」の正しい読み方は、「すなわち」です。前に言ったことを、別の言葉で言い直すという意味があり「5月の連休、即ちゴールデンウィーク」このような使い方をします。「すなわち」は、「則ち」や「乃ち」と書くこともありますが、一般的に使われている漢字は「即ち」です。「即」は音読みで「そく」と読むため、「そくち」と間違えやすいので気をつけてくださいね。ちなみに読み方の正式表記は「すなわち」ですが、古文的な書き方の「すなはち」と表記しても間違いではありません。

「然し」=「ぜんし」ではない

「然し」の正しい読み方は、「しかし」です。先に話した内容と相反することを述べるときや、前の話の内容を受けつつ話題を変えるとき、感情を込めて話すときに使う言葉です。「傘を持ってきた。然し雨は降らなかった」「よく決断したね。然しこれからどうするの?」「然し、立派な家を建てたね」このような使い方をします。「然」という漢字は「然し=しかし」以外に、あれほど・さすがにという意味の「然しもの=さしもの」という読み方や、その通りという意味の「然り=さり・しかり」という読み方もします。

難読漢字は覚えておくと便利!

難読漢字、「拘る=こだわる」「即ち=すなわち」「然し=しかし」を紹介してきましたが、いくつ正しく読むことができましたか?正しい読み方がパッと出てくると賢い!と思われますよ。この機会にぜひ覚えておいてくださいね。

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