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2020.10.01

「薄」=「うす」じゃない…?読めたらスゴイ!「難読一文字漢字」3選

「薄」って「うす」じゃないの?正しい読み方のヒントは、秋を代表するあの植物の名前!今回は意外と読めない、難読一文字漢字を3つ厳選してご紹介します。「薄」「脛」「雹」あなたはいくつ読める?

「薄」は植物の名前

「薄」は、「すすき」と読みます。「薄」はイネ科の多年草、秋の七草のひとつでお月見に欠かせない植物です。「すすき」は「薄」以外に、「芒」という漢字も使われています。どちらを使ってもよいとされていますが、「薄」は本来「草むら」を指す漢字だったため、すすきがたくさん群がって生えている様子を表すときは「薄」。「芒」は、先端にある針状の毛を指す「のぎ」という読み方もするため、すすき1本1本にフォーカスするときは「芒」。このように使いわけすると、イメージしておくとよいでしょう。ちなみに札幌の歓楽街「すすきの」は、「薄野」と書きます。

「脛」は体の一部

「脛」は、「すね」と読みます。膝から足首までの体の部位で、「向こう脛」という呼び方もされています。同じ部位でも脛の後面にあたる部分は「ふくらはぎ」と呼ばれ、漢字では「脹脛」と書きます。どちらも「脛」という漢字を使用しますが、前面と後面で名称と「脛」の読み方が変わります。骨ばっている前面が「脛(すね)」、後面の膨らんでいる筋肉部分が「脹脛(ふくらはぎ)」と覚えておくといいですよ。

「雹」は天気に関係する漢字

「雹」は、「ひょう」と読みます。積乱雲から降る、直径5mm以上の氷の粒や塊のことで、初夏や10月頃に降ることが多いと言われています。同じ気象現象でも、氷の粒が直径5mm以下の場合は「霰(あられ)」と呼ばれます。天気・気象に関する漢字は、雨冠が使われることが多いのが特徴。「雹」のように難しい一文字漢字は、「霓(にじ)」「霎(こさめ)」「霙(みぞれ)」「靄(もや)」などが挙げられます。

難読一文字漢字を知っておくと便利!

難読一文字漢字は、読み方が難しいですが、一文字で完結に表現できるのがいいところ。今回ご紹介した「薄(すすき)」「脛(すね)」「雹(ひょう)」は、日常生活でも出てくる言葉なので、知っておくと便利ですよ。この機会にぜひ覚えてみてくださいね。

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