LIFESTYLE
2020.6.23
簡単そうで意外と読めない!「準える」の正しい読み方と意味って?
「準える」ってどう読む?
「じゅんえる」と読んでしまいそうになりますが、正解は「なぞらえる」と読みます!また、「なずらえる」と読むのも正解で、どちらも同じ意味合いを持っています。「準備(じゅんび)」や「基準(きじゅん)」などのように、日常的に使う単語では「じゅん」と読むことが多いので、案外正しい読み方を知らない人が多いです。「準ずる(じゅんずる)」と同じようなニュアンスを感じ取れますが、一体どんな意味なのでしょうか。「準える」の意味について、次で解説していきます。
「準える」ってどんな意味?
「準える」は、”同類、同格とみなす。またはたとえる。”、”ほかのものに似せる”、”比べる”という意味があります。これだけではピンと来ないかもしれないですが、たとえば”自分の人生を〇〇に準える”といえば、〇〇を自分の人生とみなし、それをたとえに話す場合に使われます。”欧風建物に準えた作り”といえば、欧風建物を真似して似せた作りという意味になります。
何通りかの書き方
「準える」は、実は何通りかの書き方が存在しています。「擬える」と「准える」の2つも、「なぞらえる」または「なずらえる」と読むことができ、同じ意味合いで使うことができます。「擬」は「もどき」「ぎ」と読むことができ、”似たものとして当てはめる”や”まねる”などの意味があります。「准」は「ならう」「じゅん」と読むことができ、”ゆるす”という意味があります。どちらの漢字も同じような意味合いを持っていますが、ニュアンスや慣用上で使い分けられることがあります。
ほかにも!この漢字どう読む?
普段からよく使われている漢字でも、読めようで読めない漢字があります。たとえば、「強ち」の読み方を知ってますか?日常会話では、”強ち間違ってはいない”という風に使用されます。「強ち」は、「あながち」と読むんです!声に出しての会話ではよく使っていても、実際に漢字で見ると案外読めないですよね。
簡単そうなのに!意外と読めない漢字
「準える」は「なぞらえる」と読むことができ、ほかにも2通りの同じ読み方ができる漢字があることがわかりました。特に古い書物などではよく出てくる表現方法で、日常生活でも見かける場合もあると思います。この機会にぜひ覚えておいてください♪
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