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2020.6.02

「かせんじき」だと思ってた…!間違えやすい「河川敷」の読み方って?

日本語はとても複雑で、読み方が難しいものや、間違えて読んでいたものも多いのではないでしょうか。今回は「河川敷」という言葉に絞って、徹底リサーチです!

「河川敷」あなたは何と読んでいましたか?

だいたい多いのが、「かせんじき」と「かせんしき」ではないでしょうか?さて、実際はどちらが正しい読み方なのでしょう。じつは、どちらも正しい読み方なのです。河川敷という言葉自体は昭和30年から40年ほどに作られた、わりと新しい言葉です。辞書にも両方の読み方が書いてあることが多く、日本語の伝統的な読み方が確立していないのが現状です。ちなみにNHKの放送局では、どちらの読み方も容認しています。

河川敷って何のこと?

河川敷とは、河川の横にある広めの敷地のことを指します。昔は河原と呼ばれていた部分が、昭和30年から40年にかけて、緑地や運動できる施設として使われ始めたことを機に、「河川の敷地」から変わり、「河川敷」になりました。最近でも、河川敷に畑があったり、スポーツで汗を流したり、バーベキューで大人数で集まっている姿を見かけますね。

河川敷はだれのもの?

よく河川敷で立派な畑を耕している人を見かけませんか?はたして河川敷を個人の所有物として使っていいのでしょうか?河川敷の中には、申請を出して個人で使ってもいいという認可を受けた土地もあります。認可が下りれば、個人でその土地を使ってもいいことにいなっています。なので、畑を耕している人は基本的には許可を得てやっているのですね。しかし、中には許可なく個人の畑を作った人も。そういった人には、河川敷の管理者から退去勧告が出されます。ちなみにこれに従わない人は、行政代執行による排除が行われることになっています。

河川敷で勝手にバーベキューしても問題ない?

川や、所有者がいない河川敷はみんが使っていい場所なので、許可がいらないことが多いですが、地域によってもかわってきます。たとえば、京都の鴨川の一定箇所では禁止されています。念のため、管轄の場所に確認をとるほうが無難でしょう。また、許可が下りたとしても、騒音やゴミの問題で近隣住民が苦情が出ることがあります。自分たちのゴミは自分たちが持ち帰るのは常識。そして、大音量で音楽を流したり打ち上げ花火などは控えましょう。

理解が深まった河川敷のあれこれ

河川敷の読み方から、言葉の成り立ち、河川敷についてまで幅広く理解していただけましたか?バーベキューなどで利用することが増えた今、あなたのちょっとした疑問が解決できたらと思います。

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