FASHION

2019.8.04

うねり族にティアードママ族…今、勢力拡大中のファッション部族図鑑

トレンドの移り変わりが早い日本に存在する、勢力のある5つのファッション部族とは。もしかしたら知らず知らずのうちにどこかの部族の仲間になっている人もいるのでは?まだまだ拡大していく予感のするこの人たちの生息地や戦闘服に迫ります。

あなたも属してる?勢力拡大中のファッション部族5つ

最近の日本で勢力を強めている部族が5つ。雑誌を見てもインスタを見ても、この5つの部族が牛耳っているのが一目瞭然。よーく見たら、あなたの周りにも”おしゃれな”ファッション部族いませんか?

 

 

 

最大勢力【ベージュ族】

雑誌でもSNSでも見ない日はないほど強い部族「ベージュ族」。名前のまま、ベージュの服をこよなく愛しています。この部族は前々からひっそりといたけれど、どこかに身を潜めていたようです。それとも、もしかするとダッフィーやシェリーメイloverさんが、大人になってこのような仕上がりになったのでしょうか。今一番勢力のある「ベージュ族」の生態とは。

ベージュ族は、首にスカーフを巻きがち。さらに、スタイルアップよりもゆるくて抜け感のあるコーデを好んで着用。バッグも、これでもかというほど小さくて多分なにも入りませんね。

 

ベージュ族は流行りもの感知センサーを働かせながらインスタをチェックします。その時に大事なのは”こなれているか”です。キラキラしたものよりも、大人っぽくてこなれた雰囲気を重んじる部族なのです。

 

おしゃれなカフェには特に敏感で、ドライフラワーのあるお店やラテアートがかわいいお店には飛んでいきます。そして最後に、カフェは”スタバ”より”ブルーボトルコーヒー”がベージュ族らしいんです。

 

 

 

どれだけうねれるかが勝負【うねり族】

ベージュ族に続いて、最近よく見かけるのが「うねり族」。この部族に属すつもりがないまま加入してしまっている人もかなり居そうです。アシンメトリーという言葉のレベルを簡単に飛び越えるほどうねりまくりです。

うねり族の特徴は、なんといってもコーデのどこかに”うねり”を入れ込んでくるところ。2020年秋くらいから、うねりの効いた服がどんどん増え続け、ベージュ族に続くNo.2の存在です。部族の一部は”ベージュ族”と掛け持ちしていることも多々あり。

 

この部族は、オリジナリティーにも重きを置いているので、人とかぶることを嫌います。あくまで”自分らしく”がモットーです。なので、スマホケースは基本クリアで中にはステッカーを入れてカスタム。どこのブランドか分からないけど”なんかおしゃれ”なアクセサアリーやバッグを持っています。

 

 

 

おしゃれママの代表格【ティアードママ族】

ママの中で勢力が強いのが「ティアードママ族」。やたらとおそろいでお出かけしがちで、カラーのティアードワンピースを着ておしゃれをしたママたちがみんなでランチをしている姿、あれは”部族の集会”と覚えておいてください。そんなママたちの子供はもちろんバッチリおしゃれです。

調べたところによると、ティアードママ族が着ているティアードワンピはほとんどがユニクロかインスタで展開しているECショップのもの。そこに、思い思いのアイテムをプラスしてみんなで写真を撮ったらミッション完了で、その日は解散となります。

 

この部族は、子供がいるママたちなので動きやすさも重視しています。さらに、SNS投稿用写真を撮影することが最大の目的なので”映えるスポット”がないと話になりません。ナチュラルでかわいいカフェなんか最高ですね。自宅の庭でピンスナップを撮るときもあるので、芝生率が高めです。子供含めみんなでおそろコーデをしているこの部族は、まだまだ増殖する予感。

 

 

 

レアだけどよく見るといる【NEOごきげん族】

SNSにはあまり登場しないけれど、よく見て!レアだけど居るんです。カラフルなコーデを纏って楽しそうにしている「NEOごきげん族」は、見ているこっちがごきげんになります。

基本的にコーデはカラフルなものと柄物で構成され、黒は滅多に着用しません。ネオンカラーやビタミンカラーが大好きで、マルチストライプも大好物。色で溢れかえっているのにごちゃっとしないそのセンス、さすがです。

 

この部族は、ガチすぎないフェスやイベントに行くと見つけられる率高め。しかも、性格もかなり楽天的なので、いつでもごきげんでニコニコしている人が多いはず。その笑顔に引き寄せられ、知らず知らずのうちに自ずと部族の布教活動をしています。そして、とにかくカラーが好きなので、キャラクターならエルモやミニオン・m&m’sなど原色系がタイプです。

 

 

 

黒を愛す部族【スナイパー族】

全身を黒で固めた「スナイパー族」は、いつでも黒を身にまとうのが特徴。スナイパー並みに洗練されシュッとした人が多く、部族の意識の高さを感じます。

この部族は、他の部族のように”こなれ感”や”かわいさ”そして”おそろい”なんてものはどうでもいいのです。我が道を行くエキスパートで構成されています。オリジナリティーという部分においては「うねり族」と似たところがありますが、スナイパー族はもっともっと自我が強め。

 

何度も言いますが、スナイパー族は”黒”をこよなく愛しているため黒にちなんだものに惹かれます。イカスミパスタとか、コーラよりは黒に近いドクターペッパーとか…そして、なにより大事なのは「サングラス」。これは顔の一部とも言えるほど重要なアイテムなので昼夜問わずに着用します。

 

 

 

あなたも部族入りする?

近年の日本にいる5つのファッション部族を紹介してきましたが、どの部族にも共通して言えるのは”おしゃれ”だということ。この人たちが新しいトレンドを作っていると思うと、今後も目が離せません。

 

 

Illustrator:しぇすか

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