【連載】大人力向上委員会vol.3「給与明細の見方について学んできたら?」

アラサー浸かりかけの編集Mが、その道のプロに学び大人力を上げる連載の第三回目。(長らくお待たせしました!)今回は毎月もらう給与明細の見方のポイントを学んできましたよ。毎回編集長からのミッションを必死にこなしつつ、みなさんの大人力も上がっちゃうような情報をお届けするので、ぜひお楽しみに♡

あなたの大人力をアップ!「大人力向上委員会」

おひさしぶりです!アラサー浸かりかけの編集Mが、その道のプロに学び大人力を上げる連載の第3回目。前回は「ふるさと納税」について学んできたのですが、そこからしばらく仕事に終われ、この企画のことは頭のすみに…。

 

そんな私に、編集長から新しいミッションが飛び込んできましたよ…!

 

今回のミッションは、給与明細の見方を学んでくる。

 

確かに毎月もらってはいるけど、手取り欄だけ見てポイっとしてしまったり……。でもこれって私だけじゃなく、きっとみなさんも一緒ですよね?「控除ってそもそも何?」「雇用保険って何のために払っているの?」など、給与明細の気になるアレコレをまとめてみました。

 

 

 

こちらの明細をもとに見方を解説!

今回はこちらの給与明細をもとに、それぞれの項目の見方を解説。

 

※編集部で用意した架空の給与明細です

①「勤怠」
②「支給」
③「控除」

 

と3つの項目に分けて、チェックすべきポイントを紹介していきますよ。

 

 

 

①「勤怠」は1ヶ月の勤務状況を確認する場所

一番上の「勤怠」の欄には、勤務時間や普通残業時間、出勤日数や有給休暇の取得日数が書かれていて、ここをベースに支払われる給料が決まります。

 

残業や休日出勤日は通常の勤務より125%増しなど、”割り増し”で賃金がもらえることが多いですよ。後ほど「支給」の欄でも説明しますが、残業時間によって支払われる給料も異なるので、「何時間残業したか?」「休日出勤を何日したか?」はきちんと把握しておくと◎

 

 

 

②「支給」は勤務状況などをもとに支払われる金額を確認する場所

真ん中の「支給」の欄は、①の勤怠をもとに支払われるプラスの額が書かれています。

 

基本給は把握しているという人がほとんどだと思いますが、時間外手当、いわゆる残業や休日出勤に対して支給された給料は、きちんと確認していないという人もいるので注意が必要です。普通残業時間にたいして支給された額が間違っていないか?毎月しっかりとチェックするようにしましょうね。

 

また、資格手当や通勤手当、役職手当や住宅手当などの欄も要確認。会社によって様々な手当がありますが、入社年数などが条件となっている場合も多いので、「なぜその手当がついているのか?」をきちんと理解しておきましょう。

 

例えば住宅手当であれば、「会社から2駅以内」や「入社から5年以内」などといった条件が設けられていることが多いですよ。

 

ちなみに通勤手当以外は課税の対象となるので、「基本給に対して税金が高い」と感じている場合はこのあたりも関係していそうです。

 

 

 

③「控除」は差し引かれる金額を確認する場所

一番下の「控除」の欄は、会社から自動的に天引きされているマイナスの額が書かれています。

 

健康保険料や厚生年金、所得税などもこの欄に書かれていますよね。ここについては「いまいちよく分からない」と感じている人が多いと思うので、ひとつひとつどんなものなのか一緒に確認していきましょう。

 

健康保険とは?

病気になって会社を休んだ時や、怪我をして出社できない時などの軍資金になるお金。医療費の自己負担が3割になるということぐらいしか知らない人も多いですが、病気やケアで会社に行けない時は「傷病手当金」がもらえたり、1ヶ月にかかった医療費が一定額を超えた場合にその超えた金額が支給される「高額療養制度」が利用できたりと、もしものための時に欠かせない保険です。

 

 

厚生年金とは?

厚生年金は老後への積み立て。20歳以上の国民は原則加入していて、将来年金として受け取ることができます。先ほどの健康保険と厚生年金は、「労使折半」といって会社と自分と折半で支払っています。

 

 

雇用保険とは?

雇用保険は安心して働くための保険。保険料率は低いのですが、意図せず失業した際などもしもの時のカバーが大きいので、非常におトクな保険なんです。健康保険とごちゃごちゃになっている人も多いのですが、雇用保険は再度働くための一時的な休業のために生活を保障する制度なので、そもそもの性質が異なります。

 

これら3つの保険料は、その年の4月〜6月の平均給与を元に計算されていて、翌年の8月まで適用されます。(なので4月〜6月は残業をなるべくしない!という人もいるくらい)

 

計算の上算出された報酬は「標準報酬月額」といって、それに一定の料率をかけることでそれぞれの保険の金額が決まるのです。料率は加入している保険によって異なり一率ではありません。

 

 

所得税とは?

所得税は、所得の額に応じて納める税金で国を運用するお金です。「今年はこれくらい稼ぐだろう」という仮の収入をもとに計算されていて、毎月の給料から差し引かれます。実際の収入は1年たった段階で確定するので、所得税と多く納めすぎていたら年末調整という形で還付されますよ。あまりないケースですが、ボーナスが多かった場合などにはプラスで徴収されることもあります。

 

 

住民税とは?

住民税は、住所をおいている市区町村に納める税金です。会社員の場合は雇っている会社に徴収の義務があり、所得税同様に毎月の給料から天引きされます。前年の給料をもとに算出され、料率は住んでいる市区町村によって異なるんです。

 

所得税と住民税については、課税対象額から社会保険料などの控除が引かれた額をもとに算出されていますよ。同じ給料でも「扶養している家族はいるか?」「病院に多くかかっているか?」など、個々の状況で控除額は異なるので、「自分はどんな控除を受けられるのか?」一度確認してみるのもおすすめです。

 

 

 

貯金したい人は要チェック!給与明細の貯まる仕組みとは?

手取り額から貯金するのはなかなか大変なことですが、会社によっては元々「貯まる仕組み」が設けられているところも…!これらを上手に活用することで、将来に向けた計画的な貯蓄ができるんです!

 

▶︎ファイナンシャルプランナーコメント

『社会保険料などの他に、会社の団体割引で「保険」に加入している場合や、決まった使い道のためにお金を貯められる「財形貯蓄」をしている場合は、控除の欄にそれらの項目も追記されます。控除が多い分、一見手取り額は少なく見えますが、これらの控除は税金が免除されるので、結果的には賢くお金を貯めることができるんです。一定期間おろせないなど各会社でルールが設けられていることも多いので、そのハードルの高さも計画的な貯蓄に繋がっていると言えます。』

 

これらの制度がない場合は、税金が引かれた後の給与から生命保険料の支払いや貯蓄を行わなければいけないので、必ずしも「手取りがいいから貯まる」というわけではないそう。会社によって加入できる制度は異なるので、気になる人は労務部などに確認してみるといいでしょう。

 

 

 

給与明細の見方を学んでみて

編集Mのひとこと

払うことが当たり前になっている保険料や税金も、ひとつひとつに意味があることを再確認できたのでよかったです!「手取り額だけで貯蓄は決まらない」というのはかなりギクッとしましたが、仕組みを知れただけでも大きな成長だったので、難しかったけど学んでよかった〜!

 

 

編集長からのひとこと

手取りの金額だけ見てポイっとしていたなんて…!給与明細はしっかり働いた実績表そのもの。なぜこの額が支払われたのか?知らないと損することもあるかもしれないから、これからはきちんとチェックしておくれよな〜!

 

 

監修

株式会社エフピーウーマン 取締役
ファイナンシャルプランナー 水谷明日香
2010年に、法人営業の仕事をしながら自己啓発のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得。「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。女性のためのマネーセミナー「お金のmanaVIVA(学び場)」申込み受付中【受講料無料】https://www.fpwoman.co.jp/viva

[記事公開日]2019.5.13 [最終更新日]2019.5.16

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